a Black Leaf ANNEX

実写版ブラックジャック 宍戸錠バージョン 「瞳の中の訪問者」

誰も知らない第三のブラック・ジャック


 

BJとはビジネスジャンプのことにあらず!
こんにちはJ君です。今まさに、時は空前のブラック・ジャックブームといえましょう。ヤングチャンピオンからブラック・ジャックのリスペクト企画としてアゴの長いブラック・ジャックメイクの濃いブラック・ジャック、さらには萌え要素のあるブラック・ジャックなどが出現したことを皮切りに、ついにアニメ版でもブラック・ジャックが復活。しかもエンディングテーマはなぜか牛タン関係と話題に事欠かない日々が続きます。

J君が30余年生きてきた中でもこれほどまでにブラック・ジャックのリバイバルブームが巻き起こった記憶はありません。もう、今年の流行語大賞は「アッチョンブリケ」でもいいんじゃないかと思っています。


一方で、実写版ブラック・ジャックの世界はどうかといいますと、これまたしっかりと実写版ブラック・ジャックが存在いたします。最近のものではモッくんこと、本木雅弘版が有名ですね。うん、カッコいい。BJって感じですよね。ハマッていると思います。一方で、かつて実写版ブラック・ジャックとして世間に衝撃を与えたものに加山雄三版が存在します。この加山雄三版は有名でご存じの方も多いのではないかと思います。しかし・・・、実写版ブラック・ジャックはもう一つ存在しました。そう、第三のブラック・ジャックです。はたして一体誰が演じているのでしょうか?



 予想外のキャスティング

なんと宍戸錠!
もちろん、シリコン除去前ですから、あのほっぺもそのまんまです。
今日から俺をエースのジョーと呼んでくれ!(ブラックジャックなのに)

 シリコンほっぺは健在

そんな感じで、超予想外なキャスティング。それが1977年の実写映画版ブラック・ジャック「瞳の中の訪問者」です。この作品は、原作のブラック・ジャックの中から「春一番」というストーリーをもとに作られています。

左目の角膜移植の手術を受けた少女が、それ以降時折、謎の男の姿が映るようになる。そして少女は目の前に現れる不思議な幻の男に恋をする。しかしそれは、前の角膜の持ち主を殺した犯人の姿が焼き付いたものだった・・・。

という、ミステリアスなストーリー。この原作をもとに大林宣彦監督が豪華キャストで練り上げた映画作品なのです。原作「春一番」が「瞳の中の訪問者」にタイトルを変えられてしまっているのは、おそらく猪木の物まねをする芸人とイメージがカブッてしまうのを避けるためだと思います(たぶん違う)。それに、「元気があればなんでもできる」ってのは医者マンガ的に都合が悪いですしね!(しつこい)

 

早速、本編を紹介いたしましょう。テキスト的にはブラック・ジャックはエースのジョーだった!というところで一回オチているので、この先を書くのはとても辛いのですが頑張りたいと思います。(愚痴)

舞台はとある大学のテニスサークルの練習風景、石田純一のような爽やか肩掛けニットスタイルのテニスコーチ今岡が、ふとした事故でヒロインの千晶(片平なぎさ)の左目にボールをぶつけてしまいます。
 テニスボールで失明・・・


そして、千晶は左目を失明してしまいました。失明した千晶の左目を治そうと必死で病院を駆け回る今岡。しかし、医者は口を揃えて私には治せないといいます。しかし、そこで医者がポツリと言いました。

 うさんくさい眼科医

「いい人を紹介しよう。ちょっと変わり者なんだけどね、ブラック・ジャックという。」
正規の医者が無免許でモグリの医者をサクッと紹介してきました。そんなのアリなんでしょうか・・・?そしてストーリーもサクッと展開します。

ブラック・ジャックに手術を依頼する今岡。しかし、手術台として3000万円を要求されます。噂通りの高額な値段。学生といえど容赦のないブラック・ジャック。さすがです。しかし責任を感じている今岡は、借金してでも払うと申し出ます。大した漢です。

 純一風肩掛けニット


しかし、問題はまだありました。手術には角膜が必要だが、無免許の医師なので自分は正規のアイバンクに相手にされないからやっぱり無理、などとグチグチ言いはじめるブラック・ジャック。ええと、ブラック・ジャックってこんなに使えない医者でしたっけ?

結局、角膜も今岡がどこか怪しげな闇っぽいルートのアイバンクから用意してきました。これでめでたく角膜移植をすることができます。
 闇っぽいアイバンク

そして、手術当日。ブラック・ジャックの助手ピノコがお出迎えです。

 ピノコたん


すると、なんとさっきまで食事をしていたテーブルが、手術台に早変わり!すごい!すごい仕掛けです!すごいけど、3000万円の手術なんだからちゃんとしたベッドでやった方がいいと思います。

 テーブルが手術台


そして手術ではもちろんピノコが助手。ブラック・ジャックの最も信頼できるパートナーです。たまにメスと間違えて、カナヅチなどを渡すことがありますが、こういうドジっぷりがまたカワイクていいんでしょうね。患者はたまったモンじゃありませんけど

 カナヅチはどうかと・・


そして見事手術は成功。今岡の熱い思いが千晶に伝わったようでイイ感じです。
 バラが不自然


ところが問題が発生しました。雨が降ったりシャワーを浴びたりすると突如、千晶の前に謎の男が現れるようになるのです。もちろん他の人には見えません。
 心霊写真?

そしてノイローゼ気味になってしまった千晶を心配し、今岡は再びブラック・ジャックのもとへ訪ねます。すると我らがブラック・ジャックは・・・・

 大人げないBJ

「私が手術をミスしたというのか!」
逆ギレです。ブラック・ジャックがまるで、今どきのキレる17歳のように逆ギレ

「彼女、なんか欲求不満があるんじゃないのか?」

逆ギレついでにこのセクハラ発言。J君の中でどんどんブラック・ジャックのイメージが変わっていきます。結局、どうやら闇ルートで手に入れた角膜に原因があったようです。角膜は殺された女性の物で、角膜に犯人の姿が焼き付いてしまっていたのです。

そうとは知らず、瞳の中に現れる男にすっかり惚れてしまい毎日、毎日男を探し求めて彷徨い歩く千晶。3000万円も払って目を治してくれた今岡を捨ててサクッと乗り換え、まさに魔性の女ですね。

そして、千晶はついに目の前に現れる男とそっくりな人物に出会ってしまいます。マントを着た謎のハンサムボーイ、それは峰岸徹でした。古くは高校教師、最近でも牡丹と薔薇などですごい演技を見せていましたが、狂った殺人鬼役などをやらせたら今や右に出る物がいないこの峰岸徹。あまりに狂った演技が見事なので、出演した瞬間こいつが犯人だと分かってしまうという弱点もありますが。
 若いなあ・・・

ちなみによく似ていますが、ひらがなで「峰岸とおる」と書くと漫画家になってしまいますので初心者は間違えないようにご注意ください

瞳の中に現れる男、峰岸徹と出会ってしまった千晶は、誘われるままに湖のほとりの山荘へ行ってしまいます。しかし、相手は実は殺人犯かもしれない・・・千晶の命に訪れる危機。果たしてどうなってしまうのか?
 狂気のラストシーン

というわけで、幻の宍戸錠版ブラック・ジャック「瞳の中の訪問者」いかがだったでしょうか?宍戸錠もビックリなのですが、最終的にはほとんどブラック・ジャックが出てこない普通のサスペンス物になってしまう展開もビックリです。思わずブラック・ジャック全然関係ないやんけ!とツッコまずにはいられないことでしょう。

とにかく、ブラック・ジャックファンなら絶対チェックしておくべき作品であることは間違いありません。あと、宍戸錠ファンも。峰岸徹ファンも。

■■■

  1. この記事のURL |2004/11/20(土) 00:00:00|
  2. 実写版
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